福祉機器の導入
安心・安全な支援のために
職員が健康でなければ、利用者の支援はできません。その一環として様々な福祉機器を使用し、腰痛予防に努めています。
・床走行式電動介護リフト・低床用床走行式電動介護リフト・簡易型移乗リフト など
日本における介護職員の約半数が、腰痛を抱えながら仕事にあたっているというデータもあるそうです。この背景には、利用者の方を優先して考える奉仕の精神が根強くなる、日本人の気質があるかもしれません。導入当初は、機械を使用しての支援やリフトでの移乗支援に対し、不安感や不快感を抱く方もおりました。ある種の誤解や不安の除去も含めて、説明と使用の目的などをしっかりと伝え、現在では、支援の中で重要な役割を担っています。
こうした福祉機器を活用しながら、利用者の皆さんにとっても、支援者にとってもより良い関係の中で、安心で安全な日常生活の提供を目指せるよう工夫していきたいと思います。
しかしながら、その方の障害特性により、既存のリフトでは使用が難しい方も中にはいらっしゃいます。一人一人に合った福祉機器を見つけることも、自分たちのこれからの課題となりますが、より多くの方に、より使いやすい福祉機器が開発されていくことを期待しております。